病んでる彼の恋人？監禁計画 - となさん何聞いたん

CV:草矢崇さんサークル:IAMOK2

※ネタバレを含む場合があります、ご注意ください。

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まず、作品ページで彼の個人の名称がないことが新鮮でした。確かにヒロインと彼しかいない世界、且つヒロイン側の台詞がないというシチュエーションCDには、彼の名前がないことで違和感があることもないのかなと考えさせられた作品でもあります。ヒロインと彼以外の登場人物がいる場合はその限りではないように思いますが。

本編については、常に彼の台詞で「え？」と感じることが多々あります。顔を知っている程度の男性の部屋で突然寝ていたヒロイン、という初っ端から違和感しか感じません。私もビックリ。そして突然、彼から「僕たちは恋人同士なんだから」と言われて、なんで！？！？いつから！？と流石に黙っていられなくなりました…。

彼はいわゆるヤンデレに分類されるタイプかと思うのですが、どこまでも明るい…というか前向きというか…。恋人同士でもなければお互いのことを詳しく知っている訳でもないし、身体を繋げるような深い関係でも全くないのに、彼女に対する気持ちだけで自分の行動は全肯定で進んでいくので、いや、違うだろ！？と思っているのが段々、そうなのか…？君の言っていることが正しいのか…？となっていく感じがありました（実際問題、彼はヒロインの頭を殴って彼の部屋に軟禁した挙句、強姦まがいのことをしているので何も正しいことは言ってないし、正しいことはしてません）そんな彼に反抗すると大声で怒鳴られたりして、え、私が悪いんか！？ってまたなります。（いや全然悪くない）行為自体は1回しかないので若干物足りなく感じる方もいらっしゃるかとは思いますが、行為に至るまでの前戯と彼の無駄に前向きなヤンデレが面白くて、個人的に内容に関しては満足です。

草矢さんはこの作品で初めて声をお聞きしましたが、すごく柔らかい声なので怒鳴ったときの声とのギャップも良かったかなと思います。